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2025/10/29
イベント情報日本の経済産業省(METI)が支援する「グローバルサウス未来志向型共創等事業」の枠組みの中で、ソリマチが主導・実施する「メコンデルタ地域における持続可能な高品質・低炭素米バリューチェーン実証事業」は、ベトナムと日本の新たな協力段階における重要な一歩を示しました。
具体的には、2025年10月19日から23日にかけて、ベトナム農業・環境省のチャン・タイン・ナム副大臣を団長とする代表団が日本・東京を訪問しました。代表団には、ベトナム協同組合連盟のグエン・ティ・ホアイ・リン副総裁、国家農業普及
センターのレ・クオック・タイン所長、ベトナム米産業協会の常務副会長兼事務総長であるレ・タン・トゥン氏のほか、農業・環境省の国際協力局、経済協力・農村開発局、デジタルトランスフォーメーション局、品質・加工・市場開発局など関係部局の幹部も同行しました。

今回の訪日において、代表団は日本の農林水産省(MAFF)、全国農業協同組合中央会(JA全中)、ソリマチ・テック・グループ(Sorimachi Tech Group)、株式会社ちとせ研究所(Chitose Laboratory Corp.)、日本農薬株式会社(Nihon Nohyaku Co.,Ltd)および株式会社クボタ(Kubota)を訪問し、会談を行いました。これらの会談は、グリーンで
スマートかつ持続可能な農業の発展に向けた包括的な協力の促進を目的としています。

特に今回の訪日の一環として、2025年10月21日午後、東京のベトナム大使館
において、ベトナム農業・環境省のチャン・タイン・ナム副大臣は、日本の渡邉 洋一農林水産審議官および駐日ベトナム大使ファム・クアン・ヒエウ氏とともに、「ベトナムのメコンデルタ地域におけるグリーン成長に資する高品質・低炭素米生産の投資促進会議」を共同主催しました。
本会議には、両国の関係省庁、協同組合、業界団体、企業など120名を超える 代表者が参加し、そのうち70社以上の日本企業が、ベトナムにおけるグリーン農業分野への投資に高い関心を示しました。本会議の企画・連携・運営面では、日越間の農業分野におけるデジタルトランスフォーメーションと国際協力の先駆的企業であるソリマチが積極的な支援を行いました。

本会議は、ベトナム政府と日本政府が「2025〜2030年ベトナム・日本農業協力中長期ビジョン」に署名した直後のタイミングで開催された。同ビジョンは、グリーントランスフォーメーション(GX)、デジタルトランスフォーメーション(DX)、および持続可能な農業発展に向けた包括的な協力を目的としています。
本会議は、両国のテクノロジー企業、研究機関、農業団体および開発機関を結びつける国際的な投資促進フォーラムとして開催され、以下の重点分野に焦点を当てました。
⓵ 高品質米の生産における温室効果ガス排出削減技術への投資を促進する。
② デジタル技術およびスマート機械化の導入により、栽培・管理・加工工程の高度化を図る。
⓷ ポストハーベスト副産物の加工・有効利用技術を開発し、循環型バリューチェーンを構築する。
④ ベトナムと日本の大学、研究機関、企業の連携による研究協力と知識移転を促進し、高度人材の育成を推進する。





本会議では、ベトナム農業環境省の経済協力・農村開発局、デジタルトランスフォーメーション局とソリマチベトナムとの間で、ベトナム農業分野における共通デジタルプラットフォーム構築に関する協力覚書(MOU)内容の交換式が行われました。
また、会議では、ベトナム農業・環境省の所属機関と日本の企業、研究機関、技術団体との間で、6件のMOU内容交換式も執り行われました。
これらの協力覚書内容は、人工知能(AI)やビッグデータの活用、農業用ロボットの導入、農業機械化の推進、カーボン排出の監視・削減、さらに加工および副産物の再利用など、多様な分野に及んでいます。



これに先立ち、2025年9月4日午後、東京で開催された「ベトナム・日本農業官民協力対話フォーラム」において、ソリマチ株式会社はベトナム農業・環境省と覚書(MOU)を締結し、両国の農業大臣の立ち会いのもとで式典が行われました。
この覚書は、ベトナムの農業協同組合分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)およびグリーントランスフォーメーション(GX)の推進に向けた新たな協力の一歩を示すものであり、高品質米100万ヘクタールプロジェクトの実現と排出削減目標の達成に貢献することが期待されています。
この協力関係を基盤として、ソリマチは今後も、ベトナムと日本の間で持続可能なコメ生産と流通の高度化を支える連携および国際的なバリューチェーン構築支援を通じ、アジア地域における持続可能な農業の発展に貢献してまいります。


会議の締めくくりとして、ベトナム農業・環境省のチャン・タイン・ナム副大臣は次のように強調しました。
「ベトナムと日本はいずれも長い歴史を持つ稲作文明の国であり、両国は今、アジアのコメ産業に新たな物語を共に描こうとしています。それは、協力・創造・責任、そして分かち合いの物語です。」この精神を受け、ソリマチは、今後もベトナム農業・環境省と共に歩み続け、知見・技術・デジタルソリューションを通じてベトナムと日本の協力の物語を現実のものとし、未来に向けたグリーンでスマートかつ持続可能な農業の実現に貢献していく決意を示しました。

会議の締めくくりとして、ベトナム農業・環境省のチャン・タイン・ナム副大臣は次のように強調しました。
「ベトナムと日本はいずれも長い歴史を持つ稲作文明の国であり、両国は今、アジアのコメ産業に新たな物語を共に描こうとしています。それは、協力・創造・責任、そして分かち合いの物語です。」この精神を受け、ソリマチは、今後もベトナム農業・環境省と共に歩み続け、知見・技術・デジタルソリューションを通じてベトナムと日本の協力の物語を現実のものとし、未来に向けたグリーンでスマートかつ持続可能な農業の実現に貢献していく決意を示しました。